我が道を行く、遍路旅の楽しみ方や始め方、
遍路旅日記を紹介☆

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遍路の始まりと概要

四国八十八ヶ所の霊場は弘法大師が開いたものらしい。弘法大師(空海 774〜835)は、真言宗の開祖のようです。 弘法大師没後、平安末期頃から真言宗の僧侶たちによってこれらの修行の足跡を聖地として巡礼する四国遍路が生まれたようです。

なので四国八十八カ所廻りは、弘法大師の足跡を追う旅でもあると言われてみたり、弘法大師と一緒の旅でもあると言われてみたり。
お遍路さんが持ち歩くあの杖(金剛杖)は、弘法大師だとみなされ、遍路中とても大切に扱わなければいけないとも言われています。

実際、宿帳などの宿泊人数のところには、例え一人で宿泊していても、「同行2人」と記入するようです。つまり、一人だけど、弘法大師さんと一緒って意味で。

また1番から88番まで順番どおりに巡礼することを「順打ち」、その逆に巡礼することを「逆打ち」といい、最後の寺(88番か1番とは限らない)で八十八カ所 全部巡り終えることを「満願(まんがん」もしくは、「結願(けちがん)」と言います。
逆打ちは、順打ちの3倍、ご利益、功徳があるとされています。逆打ちは、不案内な悪条件が重なるのでその分、困難も多いとされています。

「通し打ち」とは、全八十八カ所の行程を一度に終えてしまうことであり、「区切り打ち」とは、区間を区切って、何度かにわけ八十八カ所を巡ることです。

遍路旅の流れ

順序は一応、1番から88番まで順番に巡り88番で結願したら、その足で1番へお礼参りへ行き、遍路を始める前か、終わった時に高野山へ詣でるというのが 一般的なようです。実際は、1番からでなくてもいいとされていて、8番から始めれば、7番が結願の寺になり、お礼参りは8番ってことになりますよね。 実際、途中の寺から始めてた人もよく見かけました。お礼参りや、高野山詣は人それぞれって感じでしたね。

旅の準備をして遍路用品を多少なり買い揃え、(1番や途中の寺でも購入できます)身支度を整えたら、お寺巡りです。お寺へ行って、お参りをして (お参りに関しては、お参りの仕方のページで)お札を納め、納経所で納経を済ませ、次の寺へ向かえるだけ向かい、その日の寝床へたどり着いて、次の日 にまた同じことを結願するまで繰り返すわけです。

ちなみにNoiseの場合を参考に言うと、チャリンコで順打ち3周、2周目は、別格20も一緒に巡ったので合計108カ寺。
1周目は、1番から打ち始め、88番で結願後、1番へお礼参り、その足で高野山へ。また四国へ戻ってきて、色々な出会いがあったため、75番辺り(香川県)へ チャリンコで戻り、2周目は76番からスタートの乱れ打ちで、75番で結願。3周目も76番から始めて、75番で結願。

遍路期間と距離の目安

全行程約1,400km。歩き遍路道は、山の中をショートカットのような形になることが多いのでその分短くなり、車道は、山をぐるぐると回り道をしてこなければ ならなかったりするので距離も長くなる。チャリンコ、その他は、歩き遍路と同じ道を行ける場合もあるが、階段や山道などになると車道を回ることになる。

期間の目安
歩き遍路は、1ヶ月(激早)〜2ヶ月(旅をゆっくり楽しみ組)
チャリンコ遍路は、2週間(かなり飛ばし気味)〜1ヶ月
自動車遍路は、9日〜10日
巡礼バスなどは、自動車遍路にプラス3〜4日
バイク遍路は、1週間から9日

遍路にかかる時間というのは、慣れている慣れていない、納経をしているしていないで随分時間配分も変わってくる。納経時間が朝の7時から夕方5時までなので 納経している人は、5時以降にはもう一歩も先へは進めないってことだ。慣れていようが慣れていまいが、1カ寺、お参りをきちんと済ませ納経所で納経して もらっていたら、最低30分は時間をとる。寺に着いた瞬間、全くお参りはせず、まっすぐ納経所で納経(?)すれば、即刻済むけど…(まれだけど、そんな人も 見かけましたよ。おい、スタンプラリーかよって…)

Noiseの場合を参考に言うと、チャリンコで3周連続半年間ですが…
1周目は、猛暑にやられ熱中症にかかりながらでしたので、当初の目的であったトレーニングモードを旅を楽しむモードに切り替え、約2ヶ月で結願(←楽しみすぎ)
2周目は、108カ寺で約2ヶ月(とは言え、仲間の死や、色々ありましたので、正味旅期間は1ヶ月くらい)
3週目は、旅期間は1ヶ月くらいですが、チャリンコで走ってたのは、正味2週間です。(1日約100km平均)

旅の期間の目撃証言としては、歩きでだいたい40日くらいが妥当で2ヶ月くらいの人は、随分旅を楽しんでる様子でした。チャリンコだと激早の人で2週間、だいたい 1ヶ月くらいで終わってる感じでしたね。中には、バックパックを背中と前両方に担いで、1周1年かけて周ったって若者もいたようですが?

遍路中の宿泊スタイル

宿派の人は、歩いてだいたい到着できそうな所をその日に予約しておくって感じでしたか。でも、混雑時期にはなかなか宿もとれないようなので大変です。
野宿派の人は、泊まれるポイントがみつかればもうけもの。

ちなみにNoiseの宿は、公園のベンチ、善根宿、公園のトイレ、バス停、東屋などなど。具合の悪い時に民宿って感じでした。

お札について

納め札には前もって住所、氏名を書いておき、参拝の時に参拝の日付も入れて、本堂と大師堂の両方に設置してある納め札入れに入れます。

納め札には全6種類あって、白(1〜4回)、青(5回以上)、赤(7回以上)、銀(25回以上)、金(50回以上)、錦(100回以上)ということになって います。実際、赤色や緑色、銀、金とそれぞれの人の納め札が手に入るとそれぞれのご利益(詳しくは忘れました。赤だと健康だとか、そんな話があったような…)が あるともいわれ、特に錦札は、宝くじに当たるよりもすごいご利益があると信じられ、納め札入れの箱の中に顔を突っ込んで探し回ってるあさましき姿もたまに見かけます。
無理をしなくても、ちゃんと巡礼の旅をしていれば、その内誰かとの出会いがあり、頂けたりします…Noiseも幾人かの方々から、出会って頂いたりしました。

巡礼中、納め札は、お接待を受けた際にお礼代わりに渡したり、出会った人との名刺交換代わりに使ったりもします。

Noiseの場合、3周ですから、白色の納め札でした。実際、以後車で1周しましたので4周終了しましたが、全て白色の納め札です。(あれ?次から青だ。行けば。)
ただ実際2周目からは、写真入で納め札風なものを自分でパソコンで作成し、配っていましたので、白のお札を使ったのは最初の1周目だけです。

納経って?

お参りの印に納経を受けます。つまり、納経帳と言うのがあって、1000円から2000円くらいで売られています。ある種、和風の寺風味なノートとでも 言っておきますか。それを持って、お参りの後、お寺の敷地内にある納経所へ行き、達筆らしき文字を書いてもらい、朱印を押してもらいます。

納経は、1回300円です。ですので、1周、300円×88ヶ所+300円(お礼参り分)+300円(高野山分)=27,000円と言うのが、一般的ですか。

納経所は、朝7時から夕方5時までですので、時間内に移動することを考えなくてはいけません。

更に納経は、周回を重ねるごとに重ね印され、100周の人の納経帳は、真っ赤です。重ね印すると功徳が倍加されるとされています。納経には、納経帳だけでなく、 掛け軸(1回500円)、白衣(1回200円)と言うものもあります。

ちなみにNoiseの場合、1周目の八十八カ所とお礼参りの時と高野山でそれぞれ納経を受けました。その1周目の結願寺である88番とお礼参りの時の1番で その時着ていた白衣にも朱印してもらいました。2周目は、別格20ヶ所のみ。3周目は納経してません。あ、4周目も…